最初に。
私は全くと言っていいほど、霊感がないです。
何も感じないです。
ただ、自分で想像して怖くなることは多々あります。
『バイオハザード』シリーズを主人とやり過ぎて、
夢に見てしまうことも多々あります。
主人は私に輪をかけて霊感はないようです。
想像して怖くなることもないようです。
ただ、くじ運は私よりずーーっといいです。
抽選になりそうなイベントは、必ず主人の名前で登録してもらいます。
そうすると、当たります。
それを踏まえていただいたところで、本題に入りたいと思います。
もう、かなり前になると思います。
主人の実家へ行った帰りに、
ちなみに今は主人の実家はこの家の裏の、ちょっとした丘を登った所にあります。
歩いて10分か15分くらい?
前は高速で3時間かかりましたかねぇ。
その前は、ずっと下道で行ってたので、5時間以上かかってました。
これは、下道で5時間以上かけて帰って来てた頃のお話です・・・
いつも、夜出発して朝方着くのですが、この時も夜に実家を出発しました。
順調に走ってきたのですが、その先が混んでいたんですかね?
主人は峠の方へ車を進めました。
実家と家との真ん中くらいの所だったように思います。
主人に訊けばわかると思いますが、今まで通ったことのない峠でした。
雨が降ってましたね。
我々の車の一人旅ではなく、すぐ前にトラックが走ってました。
その頃はいつも夜中にドライブしていたので、
自殺の名所の橋とか、青木ヶ原の樹海の横を夜中に何度も走っても
なーんにも感じませんでした。
なのに、のに!
標高が上がっていくにつれて、だんだん肩が痛くなっていくんです。
それだけではなく、すごく後ろが気になるんです。
なんだかいやーな感じがするのです・・・
思い切って後部座席を振り返っても荷物しかない。
リアウィンドウからは、何も見えない。
そして、何度もドアミラーを覗きたい気になるんです・・・
実際に覗いてみても、やはり真っ暗で何も見えないのですが。
主人も私も峠に入ってから黙ったまま。
肩の痛みも全然消えない。
たまらなくなって、主人に話しかける。
「峠に入ってから、すごく肩が痛重いんだけど。」
「えっ 実は俺もなんだ。」
「えっ。」
思わず一瞬目を合わせる。
そして一瞬の沈黙。
「ひょ、標高が高くなったからだよね。」
「そ、そうだね。」
「耳が変になるのと一緒だよね。」
「そうだよな。」
また沈黙。
いや、でも、こんなことなかったよ(;゜ロ゜)
どんな峠に行ったって、ここより高い所にも行ったけど、こんな事なかったよ。
あの、前を行くトラックの運ちゃんは何も感じないんだろうか?
やがて、麓に続く曲がり角に来たとき、主人は迷わず麓を目指しました。
トラックはそのまま真っ直ぐに行きました。
あの運ちゃんは何も感じなかったんだと思います。
麓の建物がぽつぽつと現れるようになったとき、肩の痛みはすっかりなくなっていました。
主人も同じだと言いました。
「磁場の乱れだよ、きっと。テレビでやってた。」
「そうだよな、きっとそうだよ。」
気がつくと、雨も止んでいました。
怖いというのではなく、なんかみょーにそわそわする感じでしたよ。
しかし、あの肩の痛重感はなんとも(^^;
この記事をご覧になった方で、何か不思議な体験をした方はいらっしゃいますか?